先日、あちらこちらの小中学校でネットの危険性を題材に

講演をしている方と話をする機会がありました。

 

今、携帯電話やスマートフォンを持っている小中学生もいますが、

それに加えて、ほぼ全員がPS3(SONYのゲーム機)を持っていると言います。

そして、PS3はインターネットに接続できるので、

小学生でも、見ず知らずの大人と知り合うことが容易にできてしまうらしいのです。

 

そうやって知り合った小中学生のうち、

日本だけでも年間何百人もが性的被害に遭っていると言うのですが、

こうした事実は決してニュースにはなりません。

 

また、被害に遭ったと打ち明けられる子供ばかりではなく、

ほとんどの子供たちは、誰にも打ち明けることができないでしょうから、

この年間何百人という数字は氷山の一角に過ぎないのかも知れません。

子供を危険なネットから守る

ペアレンタルフィルタを掛けて、

子供を有害なサイトにアクセスさせないというのが、

警察などのやり方であり、この講演をしている方は、

その方針に沿った内容で子供たちに話しながら、

心の中では、「それじゃダメなんだ」と考えていると言うのです。

 

臭い物に蓋をしても、子供たちの旺盛な好奇心に対しては、

何の障壁にもなりません。

それよりも、そういうサイトのうち、何が危なくて、何が安全なのかを、

具体的に教えて上げることの方が重要ではないでしょうか?

 

例えば、「包丁は危ないから使わせない」のではなく、

「包丁は危ないから、ちゃんと正しい使い方を教える」ということが、

長い目で見れば子供のためになるような気がします。

 

インターネットは、世界を変えました。

誰もがあらゆる情報を手にすることができます。

しかし、それらの情報の中には

有益な情報と有害な情報が混在しています。

有益な情報と有害な情報を区別する力、

それがインターネットを使う力ではないでしょうか?

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