Windowsのコマンドプロンプトで、FTPを実行する場合、パッシブモードが使用できません。

ところが、カスペルスキーインターネットセキュリティ2016を使用すると、パッシブモードではないFTP転送が出来ないようです。

一見、転送が成功したように見えるのですが、転送先のファイルが、0バイトで出来てしまいます。

もちろん、一般的なFTPのフリーソフトを使えば、通常はパッシブモードにも対応しているので問題はありません。

ただ、バッチファイルを作成して処理を自動化している場合などは、困ってしまいます。

そこで、FTPポートの監視をしなくてもいいように設定をしました。

タスクトレイのカスペルスキーアイコンをクリックし、メイン画面を起動します。

ftp01

 

カスペルスキーのメイン画面で、左下の歯車マークをクリックしてください。

ftp02

 

左のメニューから、「詳細」をクリックします。

ftp03

 

「ネットワーク」を選択します。

ftp04

 

「設定したネットワークポートを監視する」の「設定」をクリックします。

ftp05

 

ネットワークポートで、ポート番号21のFTPを右クリックして、無効に設定します。

ftp06

あとは、X をクリックして、画面を閉じます。

 

これで、WindowsのコマンドプロンプトでFTPが使えるようになります。

この設定をして、セキュリティの問題は生じないのかをカスペルスキーのサポートセンターに問合せました。

回答としては、FTPポートの監視を無効にしても、FTPポートから脅威となるプログラムが不正侵入し、動作した場合には、カスペルスキーのファイル保護機能等、各種保護機能が悪意のある活動をブロックするから大丈夫です!ということです。

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