たまに、自分のことばかり話す人っていますよね。
何人かで会話を楽しんでいるのに、「俺なんかさぁ・・・・」「私なんかさぁ・・・・」と自分のことを話し始める人。
それぞれが、自分のエピソードを紹介し合っているような時は、それでもいいのですが、一般的な事実を例に出しながら、そこから有意義な発展案を出し合って楽しんでいる所に、「俺なんかさぁ・・・・」と割って入ってくる人は邪魔なだけです。
「別にお前のことなんか知りたくないよ」と言えればいいのですが、そんなことが言えないときには、その場の雰囲気は一気に白けてしまいます。
それでも、本人は、そんなことに全く無頓着で、ひたすら自分の自慢話を披露し続けます。
現実社会では、こんな人ばかりではありません。
多くの人は、ちゃんとその場で何が話題になっていて、そのテーマをどう発展させればいいのかを理解しながら会話をしています。
ところが、インターネットに流れている文字を見ていると、「俺は・・・」「私は・・・」の人のほうが多いくらいです。
SNSを見て下さい。
ブログを見て下さい。
俺が・・・僕が・・・私が・・・自分が・・・のオンパレードです。
それは、ホームページも同じです。
ほとんどの会社のホームページは、自社のこと、自社製品のこと、社長のこと、スタッフのことを熱く語っています。
それを読む人は、「だから何?」としか思いません。
もちろん、その製品のことを知っていて、その製品に興味があれば、問合せをしてくれるでしょう。
でも、その製品を知らない人には、何のメリットもない情報で埋め尽くされたホームページと認識されてしまします。
人は、他人事では動きません。
人は、自分事だと行動します。
我々の会社を知り、我々の製品を手にすると、あなたにこんな変化、こんなメリットがありますよ。
そう言われると、「え?私のこと?」と初めて人は振り向きます。
振り向いた人に対して、「他ではなく、我々の製品を選ぶべき理由」をじっくりと分かりやすく説明すれば、「なるほど・・・試してみるか」と、躊躇しながらも行動してくれます。
そこを理解した上で、もう一度、あなたのホームページを見直してみて下さい。
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