ホームページやブログに書いているコピーライトの表記
Copyright © 2000-2017 ABC inc. All Rights Reserved.
多くの人が、↑こんな書き方をしていると思います。
これは、このサイトに使われている文章、写真、デザイン、その他コンテンツの著作権は、このサイトの所有者のものですよ!ということですね。
でもこれの本当の意味を知っていますか?
また、コピーライトの表記は本当に必要なのでしょうか?
まず、著作権についてお話します。
日本においては、自分で文章を書いたり、自分で写真を撮影したりすれば、それらのコンテンツに対して、自動的に著作権が発生します。
つまり、自分で作り出したものをWEBサイトに掲載すれば、それは勝手に他人が使うことはできないということです。
フリー素材のサイトなどには、「自由に使って下さい」と書いてありますが、フリー素材の著作権まで放棄していることは、ほとんどありません。
使うのは構わないけれど、自分が作ったんだよと言えば、それはアウトです!
自分で作ったものには自動的に著作権が発生するわけですから、自分で作ったホームページやブログなどに、コピーライトを書く必要はないということになります。
書いてあった方が、なんとなく無断使用の抑止力になるから・・・
書いておいたほうがいい理由はその程度のものです。
そんなコピーライトの書き方を、それぞれのパーツに分解して、ひとつひとつ説明していきましょう。
Copyright ©
Copyright と © は、同じ意味です。
両方が書かれている場合が多いですが、意味が重複しているので、© だけでも構いません。
ホームページやブログで©を表示したいときには、html で © と書けばOKです。
2000-2017
これは、製作物が発行された年と一番最近更新された年を表します。
2000-2017と書かれていれば、2000年に発行され、2017年に更新しているという意味になります。
更新日は、省略しても構いませんが、発行日は省略できません。
上の場合では、2000 だけを書いておけばOKということになります。
所有者名
所有者名は通常、サイトの名称を書いておけばいいでしょう。
ただし、法人がサイトを運営している場合には、法人名を記載する場合もあります。
All Rights Reserved.
これを書いてあるサイトはとても多いですが、これは、必要がない、もしくは、場合によっては書くべきではないかもしれません。
All Rights Reserved. は
ここに掲載されているコンテンツの全ては、このサイトの所有者に著作権がある
という意味になります。
サイトのすべてのコンテンツを自分自身で作ったのなら、書いても構いませんが、フリー素材などを使っていることも少なくありません。
ほとんどの場合、フリー素材の著作権はその制作者のものです。
All Rights Reserved. を書くことは、それらフリー素材の著作権さえも、自分のものだと主張していることになります。
結論として・・・
これらのことを知った上で、書いてみてください。
- Copyright © 2000-2017 ABC inc. All Rights Reserved.
- © 2000-2017 ABC inc. All Rights Reserved.
- © 2000 ABC inc. All Rights Reserved.
- © 2000 ABC inc.
必要なことだけを書くようにすれば、ずいぶん短い記述で済みますね。
法律的には、あまり意味のない記述です。
「みんなが書いてるから、とりあえず書いておくか。」くらいの気持で、書いておいてください。
Amazonプライム会員なら無料で読めるビジネス書4選
上を目指すために読んでおきたい8冊
私が買ってよかったパソコン&iPhone関連商品 トップ8
参考記事:自撮りするなら広角レンズがオススメ