この記事は、以前に書いた「iPhoneやiPadのバックアップドライブを変更する方法」のWindows10用の記事です。
Windows7を使っている方は、以前の記事を参照して下さい。
あくまでもWindowsユーザーのための記事です。


iPhoneX

 

iPhoneやiPadを使っている場合、データのバックアップは非常に重要です。

機種変更のときも、バックアップから復元すれば、新しいiPhoneやiPadを以前の機種と同じように使うことができます。

iOSのバージョンアップをする前にも、データのバックアップは、できるだけ行いましょう。

 

最近のパソコンは、CドライブにSSDを使用し、データはハードディスクに保存するという使い方が主流になってきました。

しかし、SSDは、それほど大容量ではない場合が多いですね。

でも、iPhone、iPadのバックアップ先は、Cドライブの以下のフォルダに保存されます。

C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup\

そして、これは変更できません。

 

iPhone、iPadも、128GB・256GBという大容量になってきたので、バックアップデータだけでCドライブがいっぱいになってしまいます。

そこで、iPhone、iPadのバックアップをCドライブ以外に取る方法をご紹介します。

 

使うのは、mklink コマンドです。

これは、シンボリックリンクを作成するコマンドです。

このコマンドを使って、見た目はCドライブだけど、実体を別のドライブに割り当てます。

 

まず、外付けのハードディスクに、バックアップ用フォルダを作成します。

私は、データ用のハードディスクをGドライブにしているので、G:\iOSBackup というフォルダを作成しました。

 

次に、Cドライブに移動します。

C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\

この中に、Backup というフォルダがあったら、それを削除または別名にリネームします。

Backupフォルダが残っていると、シンボリックリンクの作成に失敗します。

 

スタートボタンを右クリックして「検索」を選択します。

 

「ここに入力して検索」というところに、cmd と入力します。

 

「コマンドプロンプト」が表示されるので、これを右クリックして、「管理者として実行」をクリック。

 

「管理者:コマンドプロンプト」が表示されます。

ここに、

mklink /d “C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup” “G:\iOSBackup”

(ユーザー名)の部分は、各自のユーザー名に変更して下さい。

 

Enterキーを押すと、コマンドが実行され、成功すると、以下のメッセージが表示されます。

「C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup <<===>> G:\iOSBackup のシンボリック リンクが作成されました」

 

C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\

の中に、矢印マークの付いたBackupというフォルダが、作成されたはずです。

 

これの実体は、G:\iOSBackup です。

iTunesで、iPhoneやiPadのバックアップを実行すると、そのデータは、G:\iOSBackup に保存されます。

 

これで、容量の少ないCドライブにiPhoneやiPadのバックアップデータを保存せずに済みますね。

 

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